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2024-02-05Filter |
本藍染革それぞれ

本藍染革の長財布をまとめてご紹介いたします。

indaco(インダコ)

トスカーナ州 フィレンツェ郊外のタンナーで鞣された牛革を、本藍染で染めた革です。
「藍染革ならではの質感」「年月を経て、より美しくなる」という二つの基準を決め、革と藍との高いレベルでの融合を目指して開発を始めました。
染師・古庄さんとのお話、古い文献や靴業界の先輩の助言をもとに、たくさんの試行錯誤を経て、2016年に仕上がりました。(発表当初の記事に右往左往を綴っています indaco誕生秘話
以来、後処理のレシピを少しずつ変えながらつくり続けている革です。

後に気付いたことですが「植物タンニン鞣し」×「天然灰汁発酵建て藍染」の組み合わせならではの難しさがあり、今振り返ると最初に挑戦する革としては難易度の高いものでした。

本藍染クロコダイル(ポロサス)

ポロサス(スモールクロコダイル)の本藍染。
ひとつひとつの班の中でグラデーションがかった染め上がり。
ワニは鱗一枚ずつに感覚器官が備わっており、組成の違いがそのまま染まり方の違いになっていると思われます。天然染料の面白いところですね。

本藍染クロコダイル(ナイル)

ナイルクロコダイルの本藍染。
こちらも班ひとつひとつに濃淡がある染め上がりです。
写真のものは全体に浅めの色合い。よく見ると、薄い水色〜濃紺のグラデーションになっております。

クロコダイル、染め加減によって印象が変わります。
どの革も藍染によって斑の輪郭が際立ち、立体的な表情になっているのが特徴です。

本藍染エレファント

昨年秋に発表したアフリカ産のゾウ革の本藍染。
最も「和」の雰囲気を感じさせる革です。
全体に粒状の突起がありうっすら起毛したエレファントと藍染は親和性が高い組み合わせです。
使い込むと凸凹の盛り上がった部分だけが色濃くなり光沢を増す、美しい経年変化を見せます。 

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