コインケース、QC09のご紹介。
大きく開口するため、小銭の出し入れがスムーズに行えます。
最低限のお札、カード、小銭が無理なく入るので、ミニ財布としてもお使いいただけます。
折り返しのマチにより、カードと小銭が区分けされる構造です。
革の自然な張り感を意識した仕立てです。
質感の良さと耐久性を考えて、胴部分は厚みを残してあります。内縫い(縫ってからひっくり返す)のこの大きさの品物としては綺麗に仕立てられるぎりぎりの厚みです。
また、胴からコバにかけては、ほんのり斜め漉きをかけております。
表の革と裏の革の漉き加減を少しずらしてベタ貼りすることで、ふっくらと自然な膨らみに。
この膨らみは長年お使いいただいても、失われることがありません。
革によって厚みの調整も漉き加減も変えております。細かな話ですが、つくり手の意図が表れやすい部分です。
コインケース +α=ミニ財布
キャッシュレスが普及して以降、業界は空前のミニ財布ブーム。
「小ささ/薄さ」「使いやすさ」の間で、どう立脚するかが難しいんだろうなと思いながら見ていました。上質を求めると本当に難しいと思います。
そんな中で、当工房なりのひとつの答えが出せたのでは?と思います。
珍しく多めにつくりました。ONLINE STORE にも一部掲載。
ぜひご覧ください。