「これらの鞄を解体して、小物をつくっていただきたい」
と、御注文いただいた3品。
以前、金属の磨きについてアドバイスをいただき、
研磨剤を差し入れくださったY様からの御注文。
コバの耐久性に不安があったので、インレイ(はめ込み)で製作。
身近な方が使ってらした鞄ということで、分解して切り出す際にも緊張感がありました。
長財布1
長財布2
名刺入れ
持ち込みの革は、状態によってはお断りする場合もございますが、今回は良い製作ができたように思います。
革工房を営む上で普段よく考える「良いものとは何か」。
「良い仕立て」「良い素材」「お客様の要望」そして「お客様の満足」・・・
作業を進めながら、それぞれがそれぞれを上回って、
トータルでお客様にとっても作り手にとっても「良いもの」になる場合もあると感じました。