七年程前におつくりした鞄をメンテナンスさせていただきました。よく触れる部分とそうでない部分、カブセと胴とで色の濃淡が生まれています。まだまだ縫い直しの必要は無く、全体にオイルを入れてコバの磨き直しを行いました。
革はおもしろい素材で、お使いになる方それぞれの経年変化を見せます。「時間を経て、よりパーソナルなものになっていく」革製品を所有する醍醐味のひとつではないでしょうか。