採寸を前提とした製品のため、 ONLINE STORE ではご紹介しておりませんが、 ghoe では革ベルトの御注文も承っております。
今回は改めて ghoe のオーダーベルトについてご紹介いたします。
「一枚革仕様」、「縫い合わせ仕様」と2タイプございます。
一枚革仕様
まずは「一枚革仕様」
縫い目が尾錠付近にしか入らないため、やや武骨な印象を感じさせます。どちらかと言えばカジュアルな格好に合うタイプのベルトです。
素材は厚くて頑丈な英国産ブライドルレザー。固さがあるので使い始めは腰回りに少し「革ベルトを巻いている感じ」がありますが、数年使った後のフィット感はたまらないものがあります。
私自身、毎日同じ一枚革のベルトをつけています。(本当は数本をローテーションで使った方が長持ちします)
リベット留めはせず、全て手縫いで仕立てるのがひそかなこだわり。シンプルなだけに品質の善し悪しがストレートに現れるように思います。
写真は、「焦茶色のブライドルに真鍮金具」という組み合わせの御注文で製作したもの。
縫い合わせ仕様
次に「縫い合わせ仕様」
フォーマルなスタイルにはこちらのタイプがおすすめです。
ghoe の縫い合わせベルトは不自然な経年変化がおこらないよう芯材にも革を使っています。
合計3〜4枚の革を張り合わせ、中心部がゆるやかに盛り上がった「フェザー仕上げ」で仕立てます。
一枚革のベルトとは異なり、厚みの無い革でも製作できるため、革の種類・色の選択肢が大きく広がります。
仕立てはもちろん総手縫い。時間はかかりますが、ベルトの手縫いはとても楽しい作業です。
写真は、身の周りの小物をghoeにお任せくださっているH様からの御注文で、「深いグリーンの革にデッドストックの真鍮金具」で製作させていただいたもの。
納品の際に腰に巻いていただき、鏡を見て「いいなぁ!」とにっこり笑ってくださったお顔にこちらも嬉しくなりました。
オーダーいただく際の流れについて
(1)オーダータイプの選択
まずは「一枚革仕様」「縫い合わせ仕様」どちらかのタイプをお選びください。
一枚革仕様は税込18,800円、縫い合わせ仕様は税込48,000円〜。どちらも尾錠代込みの価格です。
(2)革と糸の色の選択
次に革と糸の色をお選びいただきます。
一枚革の場合は分厚いブライドルレザーから、縫い合わせの場合はベルト向きの革の中からお選びいただけます。
ベルトの革色・糸色は靴と揃えるのが一般的ですが、つくり手としては、あまりこだわらずお好きな色を楽しんでいただきたいと思っております。
(3)尾錠の選択
次に、尾錠(バックル金具)をお選びください。
尾錠でベルト全体の幅が決まります。24〜40mm幅が主流です。デッドストックの金具や古い鞄から分解した金具など、時期にもよりますが30〜50種類ほどを常時ご用意しております。
(4)ピン穴位置の採寸
最後に、ピン穴の位置を採寸し、オーダー完了となります。
採寸用のベルトを実際に通していただき、ジャストなピン穴の位置を計測します。
一般に流通しているベルトは5つ以上の穴のものが多いですが、オーダーならではということで、1つ穴〜3つ穴での仕立てをおすすめしております。
剣先(ベルト先端)までの長さもご指定いただけますし、もちろんウエストの増減に合わせて穴の増設も承っております。
ギフトにもご好評いただいております
オーダーで承っているベルトですが、プレゼントとして御注文いただくことも多いです。どなたにでも使っていただきやすく、何本あっても困らないベルトは実はギフト向きの品物でもあることを実感いたします。
ギフトの場合、穴を開けていない状態でまず納品させていただき、プレゼントされた後、ご本人にお越しいただき 採寸・穴あけ、という流れがおすすめです。
もちろん、お使いのベルトのサイズが事前に分かるのであれば、それに合わせて製作させていただくことも可能です。
オーダーベルトの醍醐味と言えば、体型にフィットし、思い通りのデザインになること。革工房のつくる革ベルトを、ご自身のスタイルに合わせてお楽しみいただけると幸いです。
ご興味あるかたは、メールフォーム もしくは お電話(088-635-8666)にて、お問い合わせください。