NOTE

2017-09-30Filter |
革が届いたとき。

動物の革は自然の素材。一枚一枚表情が異なります。
仕入れに行って選んだ革も、信頼の置ける問屋さんからの革も、工房に届いた瞬間は毎回胸が高鳴ります。

巻かれている状態から開いて、見て、撫でて、嗅いで、端っこの方を揉んでみたり、
包丁を入れてその裁断面を磨いてみたり、端革をポケットに入れといたり陽に当ててみたり…
一通りの儀式を経て、オーダーが入るまで革棚で眠らせます。

最近、特にワクワクしながら開封した革の一部をご紹介。
ひとつは皆様ご存知、新喜皮革のコードバン。馬の臀部の革で、
吟面を削る製法とその輝きから革のダイアモンドとも呼ばれます。
透明感のある若草色。「水染め」と呼ばれる染料仕上げです。

そしてもうひとつ、カールフロイデンベルグのボックスカーフ。
革を始めた頃から憧れ続けた「ドイツボックス」と呼ばれる革。

ドイツで初めてクロム鞣しに取り組んだのがカールフロイデンベルグだそうで、百年以上前から日本にも輸入されていたとのこと。当時は「本銀判ボックス」と呼ばれていたそうです。
2002年に皮革産業から撤退した為、現在では幻となってしまった革です。

デッドストックを譲っていただきました。

この革たちの質感を引き出し、美しく仕立てるのが私どもの仕事。
どんな品になるのでしょうか、とても楽しみです。

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