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2016-03-18Filter |
本藍染革「indaco」作業風景

藍の本場・徳島に工房を構えるghoe。
長らく研究していた藍染革をこの度ようやく製品化いたしました!
本藍染シリーズ「indaco (インダコ)」発売いたします。
ghoe定番のイタリアンレザーを「天然灰汁発酵建て本藍染」で染め上げ、独自レシピで後処理。
フルハンドメイド・総手縫いで仕立てます。
最高級の革と阿波藍ならではの美しい経年変化がお楽しみいただけます。
今回は作業風景をご覧ください。
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indacoに使われる革は古庄藍染處六代目・古庄紀治氏の手で染められます。
国選卓越技能賞「現代の名工」徳島県無形文化財指定。
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化学薬品を使わずに木灰を使い建てられた藍液。
「天然灰汁(あく)発酵建て」と呼ばれる江戸時代から続く技法です。
天然藍は生きた染料。毎日の攪拌や温度の管理が欠かせないそうです。
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ghoeの定番、イタリア産牛革を染めていきます。
トスカーナの伝統製法である植物の渋による鞣し革。
きめ細やかで繊維がしっかり詰まった素晴らしい革です。
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頃合いを見計らって甕から引き上げ、空気に触れさせることで発色させます。
藍液を順に変え、浸けては干し、干しては浸け…
染まり具合を確かめながらじっくりと作業を繰り返します。
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数日後。
染めが終わるとすぐにghoe独自レシピでの後処理を行います。そのままではアルカリに寄ったphを中和し、加脂。
革本来のしなやかさと強靭さを呼び戻す重要な工程です。
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本物の素材・本物の染色で仕上げる藍染シリーズ「indaco」。
大変な手間と時間がかかるものとなりましたが、仕上がりは抜群です。
次回はindaco製品と共にその仕上がりを細部までご紹介いたします。

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