日本独自の革、茶利八方(チャリハッポウ)。明治四年、大村益次郎らがアメリカの皮革技師・チャールス・ヘンニンケルを招き、西洋の革鞣し技術が日本に伝わりました。その後、日本の技術者が努力を続け生まれた革は、彼の愛称「チャーリー」をとって「茶利革」と呼ばれ、さらに八方向から手揉みを施した「茶利八方」が生まれました。手揉みならではの深い凹凸をもつ、凄みのある表情が特徴です。現在では限られた職人にしかつくることができない希少な革です。染色していない茶利八方を特別にわけていただき藍染革に仕上げております。
凄みのある茶利八方の表情と、奥行きある色味の本藍染が融合した美しい「日本の革」です。耐摩耗性に優れ堅牢度の高い茶利八方と本藍染は非常に親和性が高い組み合わせです。 使い込むと凸凹の盛り上がった部分だけが色濃くなり光沢を増す、変化が美しい革です。手揉み革ならではの奥深い表情と本藍染の美しい経年変化をお楽しみください。
・手揉みの本藍染革の特徴として、色味・質感が一枚一枚大きく異なります。
革をご覧いただき特性をご理解いただくために、直接打ち合わせできる方のみオーダーを承っております。
恐れ入りますが工房まで足をお運びくださいますと幸いです。
・在庫があるものは ONLINE STORE にてご購入いただけます。